お経について考える機会
日本人の多くの方がお経を聞く機会があると思います。私もちょうど先日お経を聞く機会がありました。
お寺で経本を配られることは多いですが、今からどこを読むかを教えてくれることはあまりない気がします。
今回は、親切なお坊さんだったので、今から何ページを読むか随時お知らせしてくれました。そのため、すご~く真剣に、お経の内容をじっくり目で追って、理解することができました。
改めて、お経本来の目的は?
仏教も宗派は色々あるにしても、根本思想は「苦しい修行をしなくても、お経を唱えたり踊ったりすることで、厳しい修行をしなくても極楽浄土に行けますよ」
と言う話だったかと思います。これにより、仏教は劇的に信者を増やすことができました。
「なんだ宗教の話か!」
と思われますが、高校で日本史やってた人、というか、義務教育をちゃんと聞いてきた人は絶対知っている内容です。
つまり、「お経は今生きている人が極楽浄土に行くために唱えるもの」ですよね。
今回、いまさらながら、それに改めて気づかされました。
お経の難しさ
実際に、じっくり文字を追ってみました。
お経の分かりにくさって、小難しい古文の形式で書かれているからだと思います。
それに全部古文の形式で全部書けば良いのに、一部分はレ点とか一二点とかそのままの漢文だったりもします。少なくとも古文の文体で全部統一すべきじゃないでしょうか?
古文って昔の人の言葉なので、ある程度知識がないと理解できません。私は高校の古文と漢文は本気でやって、予備校でも教えていたので何となく理解できますが、多くの方がスルっと理解できるとは到底思えません。
目で追っていても、お坊さんの息継ぎのタイミングや難しい表記の部分で焦ってしまい、見失うことがあります。
この辺は、音声認識のAIをフル活用して、お坊さんのお経の音声を聞かせるとリアルタイムで何宗のお経でどこを読んでいて、現代語訳がパッと出れば分かり易くて仕方ないと思います。
お寺に1台モニターを設置して映すとうけるんじゃないでしょうかね?もうあるのかな?誰か早く作ってください!
お経の内容
さて、そんなお経の内容ですが、先にも述べたように今生きている人が唱えれば極楽浄土に行けるというものです。
生きている人のために書かれて、生きている人がしっかり受け取るべきありがたいお話です。
お経を唱えることで、直接亡くなった方喜ぶというのは間違いかと思います。
お経を唱えて今生きている人の心が安定し、その結果生活の質が良くなって、心のよりどころができることが出来るんじゃないかと思います。
そして、先祖を弔う気持ちにつながっていって、亡くなった方も喜ぶんじゃないかと思います。
別に仏教に限らず、キリスト教でもそうでしょうし、色んな宗教はどれも素晴らしいもので、同じように生きている人の心を救ってくれるものだと思います。
まとめ
とりあえず、お経に対応した音声認識AIアプリを誰か早く開発してほしいものです。お経のありがたみを広く届けるためにも。
別に、ペッパー君のお坊さんにこられても、クローバにお経唱えてもらっても、youtubeでお経のライブ配信されても、テクノお経も、あまりありがたみは漢字ません。
やっぱり、生のお坊さんに来てもらうのが一番でしょう。