やる気になれば成績は100%上がる!元トップ塾講師が考える一番大切なこと

やる気になれば成績は100%上がります。

「予言しよう・・・明日の太陽は東から昇るぞ!」みたいな、すごい当たり前なことを書いてしまいましたが、書いた通りです。やる気があれば自分からでも勉強するので成績は上がります。

今日はやる気の話ばっかり書きます。

素晴らしいCM

少し前に、塾のCMで「やる気スイッチを入れてあげる」というものがありました。ここ数年テレビはほぼ見ていないので、今もそのCMを流しているかは分かりません。

私も国公立大学受験コースの塾講師をやっていたので、「やる気スイッチ」という絶妙な言葉を使っているCMを見たときは「おお!このCMはイイ!」と思った記憶があります。

やる気スイッチを入れると成績は絶対あがる

まさにその通りなのですが、塾や予備校の講師の指示通りに、一定期間ちゃんと勉強すれば、頭の良さを問うてくる一部の大学は別ですが、東京大学含めどこでも問題なく合格できるレベルに達します。

ただ、塾や予備校の講師の指示通りに、一定期間ちゃんと勉強すれば、という前提を実現するのは、なかなか難しく、塾に通っても成績が伸びない生徒が出てきます。

塾や予備校の講師の指示通りに、一定期間ちゃんと勉強すれば、の前提を成立させる一番重要な要素が「やる気スイッチ」です。一番重要と言うか、やる気以外に要素などありません。

塾講師として一番おいしいのは、既にやる気スイッチが入っている生徒です。コツを教えて正しい勉強法を教えて、解き方のコツを教えて、目標大学の出題傾向を教えて、膨大な宿題を出すだけで、みるみる成績は伸びていきます。これほど楽な話はありません。

やる気があって、日本語がまともに話せる時点で、勉強ができるようになる素質は十分あるので、今勉強ができる・できないは関係ありません。中1の内容からスタートするか、高1の内容からスタートするかの違いがあるかだけです。

やる気があればすべてOKです!

受験勉強とは、答えのパターンを覚えて、似たケースが出てきたら覚えた通りに答えていくけです。

話を戻しまして、一方で、親に無理やり通わされているなどの場合、「やる気スイッチ」が完全OFFなので、成績の伸びは著しく悪いです。そのまま教えても、投資効果が薄くあまり成果が上がりません。この場合は、いろんな手段を使って「やる気スイッチ」を入れることが出来ないか模索します。

やる気スイッチを入れるのは難しい

「やる気スイッチ」を入れてあげるというのは、何とも大変な作業です。

「将来の夢を聞いてみたり」「今のまま行くと将来絶望的だ」みたいに突き落としてみたり、「良い大学に行くとモテる」みたいな話をしたり、色んな作り話をしてみたりして、生徒の特性に合わせて「やる気スイッチ」をONにすることを試みます。

完全に人生相談ですね。

でも、人生相談をすることによって、やる気スイッチを入れることこそ、塾や予備校の講師の最大の仕事なのです!

なので、「やる気スイッチ」のCMは、まさに我々塾や予備校の講師の仕事をピンポイントで示してくれた点で素晴らしいCMなのです!

やる気スイッチを入れてくれる塾を探そう

やる気スイッチを入れてくれる塾に通う生徒は、みんなやる気スイッチになって、生徒みんなの成績がバンバン上がって、教室も全国に急増しているはずですが、どうもそんな感じには見えません。普通の塾とさほど違いはなさそうなのが残念な限りです。でも、素晴らしいCMを流してくれたことに感謝します。

学生さんがこの記事を読むことはないと思いますが、勉強することが仕事の高校生の時にやる気スイッチが入ることが重要です。

医師なんて医学部に行かないと国試すら受けることができません。そんな職業はいろいろあるので、高校生の時にやらない絶対損します。社会人になって医学部目指す人などいますが、かわいそうすぎます。

どうせ勉強しないと怒られる高校時代を過ごすのなら、3年間死ぬ気でやって、大学は遊びまくればいいんじゃないでしょうか?

高校の時にちょっと放課後遅くまで遊んでも大した遊びなんてできません。将来できる仕事の幅を減らしてまで遊ぶ価値がありますか?くだらない受験勉強なんてさっさと片付けて、後で楽をするのが一番です。

そのためには、塾に通うのは悪い選択ではありません

学校の先生は受験のプロではありません、一部優れた方もいらっしゃいますが、ほとんどは何もわかっていない素人です。

高校生が、自分でも適切な参考書を買って、独学で勉強するのも悪くありませんが、一度も受けたことのない受験については未知の世界です。

塾や予備校は最短ルートで合格へ導いてくれる、極めて合理的なところです。毎年同じことをやって、毎年受験問題を研究しまくっているので、はっきり言って無駄など発生しません。

ということで、よほど感が良い学生以外は、塾や予備校に行くことを激しく推奨します

ただ、残念な塾や予備校講師も結構な数います。そこそこのバイト代がもらえるので、プロ意識の低すぎる講師も山ほどいます。

ダメダメな講師の場合は、うまく芽を伸ばしてあげることができず、最悪の場合、生徒はそのまま塾に愛想をつかして、二度と塾には通わなくなるかもしれません。

それは大変もったいなく、そして塾業界にとって大きな痛手です。

やる気はあるのに成績が伸びない場合は、教材が悪いことも考えられますが、ほとんどの場合講師がダメだと考えてよいと思います。そんな時は、迷わず講師をチェンジしてもらいましょう!塾は割とお高いので、無駄にお金を捨てないようにしましょう。

ダメダメ講師の見分け方は以下の記事にまとめているので参考にどうぞ。