予備校や塾は行かせた方がいいの?元トップ塾講師が考える学習塾の必要性

最近、小学生に入学する子供の習い事を、どうするか話し合うことがあります。塾は行かせるべきかとか、そういうことです。

子供の予備校や塾は行かせた方がいいのか?

私としては、「予備校や塾に行かせる必要はない!」というのが結論です。

別に予備校や塾を否定するわけではなく、むしろ、予備校や予備賛成派です。そんな私が子供を予備校や塾に行かせる必要はないかと考えているか。

それは、私が塾業業界に長年いて、多くの受験生を第一志望に導いてきましたことが関係しています。要は、塾がいる子・塾がいらない子がいるわけです。

ポイント:塾がいる子と塾がいらない子がいる!

予備校や塾が必要になる子とは?

以下の1、2どちらか一方に当てはまったら、予備校や塾に行かせてあげる必要があります。

  1. 身近に勉強方法を教えてくれる人がいない子
  2. 自分では勉強をしない子

1ですが、私は子どもに学習方法を教えることができるので、予備校や塾に行かせる必要はありません。基本的に、身近に勉強方法を教えてくれる人はごく稀です。

学校の先生や勉強のできる友達から聞く勉強方法は、たいてい間違っているので信用しないようにしてください。

で、「勉強方法って何?」と思う方は、この次で説明しますので、もう少し読んでください。

2の自分で勉強しない子ですが、これは多くの場合当てはまるかと思います。

これは勉強しない子が悪いのではなく、「勉強しなきゃ!」という環境においてあげれていない、周りの大人が悪いです。勉強していないことで、将来どれだけ損するか、教えてあげていないのです。

周りに、勉強の結果で競う相手がいたりすると「くっそー、負けないぞ!!」となったりもします。私は塾講師として、「いかに勉強をやる気にさせるか」ということを実践し成功させることができるので、予備校や塾に行かせる必要はありません。

1と2の両方該当しないので、うちのケースでは、予備校や塾が必要ないという結論に至ります。

ポイント:当てはまったら、予備校や塾に行かせてあげた方がいい!

  1. 身近に勉強方法を教えてくれる人がいない子
  2. 自分では勉強をしない子

次は、このポイントをより詳しく説明します。

成績を上げるために重要な「勉強の方法」

まずは、1つ目。

  1. 身近に勉強方法を教えてくれる人がいない子
  2. 自分では勉強をしない子

成績をあげるには、どうしようもないルールがあります。

すごい長い時間勉強すれば、必ず成績が上がります。100年勉強したら、どこの大学でも受かります。

でも、100年も時間ないですよね・・・その場合は、すごい方法で勉強しないといけません。

ルールというのは、下の計算式です。これは試験にでるので覚えてください(笑)

勉強方法×勉強時間=成績

1×100時間=100

10×10時間=100

いくら勉強しても成績があがらないのは、勉強方法が間違っているだけです。

例えば、大阪から東京に行くのに、名古屋方面に向かうのは大正解です。

一方、金沢に向かったらどうでしょうか?えらい遠回りになりますよね、時間が余計にかかりますよね。

勉強方法とは進む方向性なので、これをしっかり身につければ、どんな大学でも受かるわけです。

ポイント:勉強方法を勉強する!

勉強方法をどうやって勉強するの?

「勉強方法を勉強ってなんやねん!」と思うかもしれません(笑)

成績が悪い子は勉強方法が間違っています。自分ではもう治しようがありません。

例えば、

100点をとる勉強方法をする子は受験に落ちるとかです。大学は、時間がかかって、100点をとるような子は特に求めていません。

 70点でも試験時間内に処理できる子が欲しいのです。時間切れで、全問解けないような子は必要とされていません。

他にも、勉強方法は書ききれないほど、山ほどあります。

成績がいい子の勉強方法があっているとも限りません。学校の試験はたいてい簡単に作られているので満点は当然なのです。

なので、周りの成績のいい子の真似をすれば、勉強方法が身に付くわけでもありません。

学校の先生はどうか?

学校の先生は受験のプロではないのでダメです、しょせんは受験の世界ではアマチュアです。勉強方法はプロの指導を受けることが一番です。

当然、お金がかかりますが、今後の勉強と割り切る必要があります。一生役立ちますのでぜひ行った方がいいです。

ポイント:勉強方法を学ぶには、予備校や塾を利用するのが一番効!

やる気のない子をやる気にさせるには?

続いて2つ目。

  1. 身近に勉強方法を教えてくれる人がいない子
  2. 自分では勉強をしない子

これで一番悩んでる人が多いですよね、私の担当者生徒さんも基本やる気はありませんでした。

やる気がないのは、人により理由が違います。違うからこそ、こうやればいいよという1つの答えはないのです。

直接会って、話してみないと、なんでやる気がないのか分からないですよ。

一流の予備校講師や塾講師は、やる気にさせるスキルが尋常じゃないです。

そういえば、「やるきスイッチ」というフレーズはいいですね、まさにこれです。

親、学校の先生、周りの友達の力で、やるきスイッチが見つかればいいんですが、普通はどこにあるか分かりません。

6割ぐらいの子はスイッチ見つかってないんじゃないですかね。だれも、やる気スイッチを見つけてあげられない・・・かわいそうですね。

このやる気スイッチを、結構簡単に見つけてくれるのが、予備校や塾でもあります。

ポイント:やる気にさせるのは、予備校や塾の先生の得意な仕事!

予備校や塾の選び方は?

勉強方法を勉強するために、予備校や塾に入っても、気を付けないといけない、ポイントがいくつかあります。

予備校や塾にもプロと呼べない人が多くいます。

このポイントが守れていない子は、成績が伸びずにすぐ脱落して、「予備校も塾も全然役に立たなーい!」と言い出します。

担当者として割り当てられた講師をしっかり吟味しないといけません。

プロを見抜く、おススメ方法を書きます。

どこの大学で、何年度の試験で、どんな問題が出たかという、過去問をあまり知らない先生

勉強方法の一つとして、100点をとる勉強方法は間違っていることは書きました。

大学により出題される傾向があります。でないかもしれなものを覚える必要はありません。

学校の先生は出るといっても、予備校や塾の先生が覚えなくてもいいといったものは捨てます。仮に出たとしても、十分ほかでカバーできる勉強方法をしてきているはずです。

「ここが出る」と断言でき、さらに詳しくなぜ出るか説明できる先生は当たりの可能性が高いです。当たりといっても、過去問分析はプロなら当たり前にすべきなので、普通のことです。

逆によく分かっていないようでしたら、プロ失格なのですぐ担当を変えてもらった方がいいです。

高学歴な先生

ちなみに私は、難関国立大学出身でトップ10に入る大学を出ています。名だたる大学に生徒たちを合格させてきました。

これを聞いて、「すごい塾講師だ!」なんて思った、あなたは騙されやすいので要注意です。もしかしたら、すでに勉強できる子ばかり担当して、教えなくても受かっていた生徒たちだったかもしれません。

学歴なんて、生徒からしたらどうでもいいです。生徒の親が満足するだけのくだらないものです。講師の出身大学を大っぴらに書いているような予備校や塾があれば、ちょっと恥ずかしいですね。私は伏せたい派です。

講師のスキルは大学ではなく、いかに勉強方法を教えて、やる気にさせるかです。学歴なんて一切関係ありません。

東京大学出身でも、死ぬほど時間かけて勉強して受かったガリ勉さんもいるわけです。そんな人が講師なんてやってると、生徒は間違った方向のガリ勉を強要されるかもしれません。

実は割と高学歴な先生がダメなケースが多いのです。逆にランクの低い大学の先生の方がスキルが高いというケースが、意外に多いです。自分が分からなかったから、どうやって伝えればよいかしっかり考えることができます。

小学生でも分かる説明ができない先生

これ結構大事です。

勉強方法を教えて、やる気を出させるのが予備校や塾講師と書きましたが、当然勉強は教えます。教える相手はたいてい、勉強のできない子です。

基礎学力がないので、いかに簡単に説明できるかが大事です。

これも100を伝えてはいけません、小鳥と一緒で口の中いっぱいエサを突っ込まれても吐き出します!少し情報を減らして、50ぐらい減らして、口に押し込んでやれば飲み込みます。

さらに50を柔らかく噛んでやっていれば、もっと飲み込みやすいですね。高校数学を小学生に教えれる先生は神です、でもいます。

そんな先生のいる予備校や塾を絶対に見つけてくださいね!