普通のランニングやマラソンに慣れてくると、ちょっとやそっと走るだけでは足腰も心臓もへっちゃらになります。
そうなるとかなり長い距離ランニングする必要がありますが、正直時間がもったいないです。
ちょっとした時間でいつもより練習になる方法を考えていました。
速いペースで走ると、練習になりますが、思ったより足腰の負荷がありません。そうなると坂道をダッシュするぐらいの方が効果が高いわけです。
「坂は登ってもいちいち下るのがめんどくさい!」「もっと連続して登り続けたい!」ということで、トレイルランニング(山ランニング)に行きつきました。
トレイルランニング
トレイルランニングとは何か?定義を確認してみましょう。
トレイルランニング(英: Trail running)は、陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさす。トレランやトレイルランと略される。 不整地を走るランニングスポーツとしては、以前からクロスカントリーがある。欧米では盛んだが日本ではあまり知られていない状態であった。 その後マラソンブームや登山ブームの波にのって、両者の要素を併せ持つ「トレイルランニング」が知られるようになっている。
ウィキペディア(Wikipedia)
そんなトレイルランニングですが、注意点がいくつかあります。
トレイルランニングは、傾斜を駆け上ったり、駆け下りたりするため、安全への細心の注意が必要です。
あと基本的に登山であるので、登山のマナーに則れば問題ありません。
登山が趣味でない人もいるかと思うのでおさらいしましょう。
- 他の登山者がいる場合は必ず歩く
単純に狭い道なのでぶつかると危ないですし、登山者からすると、狭い道を走り抜けていくトレイルランナーの印象悪いです。 学校の廊下を走るようイメージ。 これ以上の印象が悪くなると、後続のトレイルランナーに申し訳ないので気をつけましょう。 - あいさつ
当たり前ですが、あいさつは必ずしましょう。 ルールとして、登りの人からあいさつするします。 登りで息が切れてる人は直ぐに声が出せないことも多いので、登りの人のペースに合せましょう。 - 登り優先
車とは違います。上る人の方がしんどいです。 下りの人は横に避け止まって待ちましょう。 たいていの場合、先に下りの人を通してくれるので、感謝していかせてもらいましょう。 基本的に登りの人のペースに合せましょう。 - 動植物を荒らさない
写真におさめるだけにしてください - トイレはトイレ施設まで我慢
水は飲まないといけませんが、がぶ飲みは控えましょう。 トイレ設備は時々あります。 - 落石を発見したら大声で知らせる
大声で叫んでも何を言っているか聞き取れないので、 シンプルな共通語「らくー!!」「落石!!」と叫びます
これだけ守れば大丈夫です!
コース概要
このコースは、私が初めてトレイルランニングをした場所です。
アストラムライン大原駅からアストラムライン大町駅を目指します。 終点がアストラムライン大町駅なのは、近くにはちゃんぽん屋さんがあるからです(え?) 走り終わった後は、ちゃんぽんとビールで癒されて帰ってください♪
火山も武田山も共に登りつくされた山なので、登山口はいくらでもあります。 そのため、無理な場合は、いつでもリタイアできるので、初心者にオススメなコースです。
基本的に山の周囲をアストラムラインが走っているので、登山口にもよりますが、どの駅でも利用できます。 JR可部線も利用できます。
山自体はレベルは高くなく、登山初心者でも楽に登れるレベルです。 4歳の子供とお菓子片手に、普段着・普段靴で登りましたが、割と普通に登れました。
一方で、火山、武田山と2つの山を縦走するので、それなりの距離と標高差になります。 そのため、経験者でもかなり満足できるのではないかと思います。
傾斜もかなり急で部分があるため(滑り落ちるという表現が正しい)、単調な山ではなくメリハリの利いた楽しめるコースです。 地元の高校の陸上部が頂上付近をダッシュで上り下りしていたので、日々の練習の一部に使われる感じの山です。
火山も武田山も共に頂上からの眺めも素晴らしいので、登った後の楽しみもあります。
登山口は山ほどあるので、毎回違うルートから登り、違うルートから下山するという楽しみ方もできます。
コース詳細
①アストラムライン大原駅~登山口
アストラムライン大原駅から登山口までが少し難しいです。 とはいっても、三菱団地の広い道をひたすら登っていくだけですが。
団地の中が少し分かりにくい部分がありますので、迷わないようにGPSを頼りに進んでください。
高速道路の下をくぐるので、高速道路を目標に進んでいけば間違いありません。
高速道路の下がトンネルになっているのでくぐり抜けます。この辺りは畑が多いので、畑道を歩いて山に入っていきます。
②火山登山口~火山山頂
緩やかな坂から始まったトレイルランですが、割とすぐに急な坂で普通の登山に変わります(笑)
開拓された山なので、親切にも「きつい道」「楽な道」という案内看板まであります。 ちなみに「きつい道」はそこまででもない感じです、この後出てくる武田山付近はもっときついのがあります。
さて、途中の道は別に普通なので、山頂に到着したことにします。 火山(488.0m)やったね!
火山は、大晦日には初日の出のスポットとなるようです。山頂には火を炊いた後が見受けられます。大晦日には本当の意味の火山になるのですね・・・。
時間がある時は、ぜひ大晦日に訪れてみたいですね。
③火山山頂~武田山山頂
登ったら下るのが定めなので、火山を一気に下ります。
ものすごい勢いの下り坂となるので、くれぐれも滑り落ちないでください。 ものすごい勢いで下った後は、また登ります・・・楽しいですね。
武田山に近づくにつれて道がだんだんきれいになって、歩きやすくなってきます。
途中、弓場なるものがあります。弓と矢を配備してくれているので、腕試しにどうぞ。弓矢を管理してくれている人に感謝です。
ここを過ぎれば山頂はもうすぐです。 武田山(410.5m)やったね!
春日野団地が見下ろせる、割とすぐそこです。春日野の登山口があるはずなので、バスとか使うとサクッとこれそうです。
弓矢管理している人もバスで来ているのかな・・・ せっかく来たのだから、軽くパーティをして帰りましょう。
④武田山山頂~アストラムライン大町駅
大町コースへ向かいします。
一旦、ガガラ山(212m)に向かいます。
大町観音水があるのでお水をいただきました、検査証も添付してあり飲めます。 地元の人は飲まないそうですが、天然の湧き水でおいしかったです、濁りもありません。
最後に大町ルートからの帰り道、ここが実は一番迷ったりして(笑)
最後にちゃんぽんを食べて帰りましょう。「あ、ちゃんぽん苦手でしたっけ?」
注意点
注意点をいくつか。
靴について
晴れていても土は湿っている、濡れていることが多いです。 靴は可能であればトレイルランニング用のもの、もしくは滑りにくいものがオススメです。
ただ、いくら滑りにくいくるでも、葉っぱを踏んで、その下が滑りやすいこともあるので過信は禁物です。 ランニングシューズは生地が薄いので、出来れば厚手で走りやすい靴が良いです。
下りは足の指の方に特に負荷がかかるので、指が動かないように、特に下の紐はきつめに締めてください。 登りは少し緩めで良いですが、かかとが動かない程度に上の靴紐をしっかり締めます。
安全の確保
山は木々が雑多に生えていて剪定されていませんので、木の枝が思わぬところにあり、目に刺さるようなことがあるかもしれません。 歩いている分には良いですが、走っていると大変危険です。
木が入り組んだ部分はできる限り歩くようにした方が安全です。その代わり、広く安全な土の道は思う存分に走り抜けてください♪
他にも太い枝や幹が頭の上にあることもあるので、むやみに飛び跳ねず、頭上も確認するのを怠らないようにしてください。
あと、事故は起こるものです。いつ起こるかは全く分かりません。落石にあうかもしれません。
避けることができるものもあれば、どうしようもない場合もあります。一応、起こった時の緊急連絡先、連絡方法は確保が必要です。 幸い山の中といえども、電話もつながりますし、たいていどこでもGPS情報も送信できます。
遭難することはあり得ないとは思いますが(笑)飴などの食料も少しはもっていきましょう。
持ち物は他のサイトを参考にしてください、一応最低限のものだけ。
- ランニングウェア
- 防寒着
- 長い厚手の靴下(足首に色々入ってきます)
- 帽子
- 手袋(結構色々触ります)
- 携帯電話(充電器あればなお良いです)
- トレッキングポール(杖あると便利です、1本で十分です)
- タオル
- ティッシュ
- ライター(火事にならないように注意)
- 小銭
- 雨具(カッパがオススメ)
- ばんそうこう
- 水
- 飴など食料
- ビニール袋
では、楽しいトレイルランニングを♪