年齢的にも別にオシャレするまでもないし、余りに寝間着っぽいのはまずいということで、 「オシャレな高級ジャージにすればいい!」という発想に至りました。
ジャージについては、今までさんざん、安物買いの銭失い をしてきたので、高級ジャージを購入してみました。
結構な長文になってしまったのでご注意!
安物のジャージのダメなところ
今まで500円~1,500円程度のジャージに、さんざん手を出していましたが、色々不満がありました。
・毛玉がハンパない!
アクリル生地全開の製品はほぼ毛玉はできませんが、それ以外は大変なことになっています。
また下、ひじ、すそあたりは悲惨なことになりますね( ノД`)
毛玉を取ればよいのですが、毛玉の分だけ生地が薄くなるので・・・すぐ穴が開きます。
これは長持ちしないですね。
・全然暖かくない
冬がきついですね。基本的にヒートテックももひきバージョンを履いた上で着ないとつらいです。
これは気密性がないので熱が逃げていってしまうのだと思います。気密性がないということは、風も通しやすいので外に着ていくと「風スースー」なので、これはちょっと辛いですね。
当然ヒートテックももひきバージョンも風通しバツグンなので、暖かくないわけです。
・生地がすぐ破れる
生地が薄いのか、生地の作りが弱いのか分かりませんが、バレーの飛び込みレシーブをすると大きな穴が開きました(´;ω;`)
おろしたてのジャージでこれはかなりイタイ(>_<)
どこかにひっかけても「ザック!」と行ってしまいます。
見た目にも悪く、外には着ていけません、1着無駄になります(´;ω;`)
・ゴムがすぐゆるむ
ゴムのゆるみはお値段に連動していることは薄々感じてました。
それにしても、500円のジャージはゆるむゆるむ!数回の利用でダメになるようなものもありました、一体どんなゴムを入れてるのか?
自分でゴムを入替えると、これはかなり持ちます。
そんなに高いゴムを入れた覚えはないのですが・・・、元のゴムがどれだけ粗悪なのか分かります。
今回試した高級ジャージは「チャンピオン シェルニット ジャージ パーカー (CW1318/CW1316)」
今までの「安物買いの銭失い」にこりたので、今回は高級なジャージをトライしてみました。
チャンピオン シェルニット ジャージ パーカー (CW1318/CW1316)です。すみません、写真が悪いですが、それなりの高級ジャージです。
定価ベースで上下2万円程度のものかと思います。2年前にイオンモールで購入したものになるので、もう取り扱っていないようです。
結構デザインもオシャレで気に入っています。果たして、高級ジャージ、安物ジャージとどれほど違ったのでしょうか!?
高級ジャージに求められる性能
その前にジャージを選ぶうえで重要なポイントを確認したうえで、どのぐらい違うのか見てみましょう。
何をもって高級ジャージとするかのポイントにもなります。
生地素材
・綿とポリエステルの混合
こだわりがなければこれがおすすめです。
ポリエステルだけだと肌にあたる感じが今一つです。
多少なりとも綿が入ることで肌触りが大幅に改善されます。
・綿100%
綿100%のジャージは肌触りは大変良いかと思います。
中には防水加工されているものもあります。
少しヨレヨレ感が出やすいような気がします(値段にもよりますが)。
ただ、出回っている量が少ないのであまり見かけないと思います。
・ポリエステル100%
個人的に肌触りが好きではありません。
比較的肌触りを良く仕上げているものもありますが、綿配合のものには及ばないのではないかと思います。
耐久性能
耐久性は生地に傷がついたり破れにくかったりという指標です。
生地の作り方次第なので値段が上がれば耐久性もあがると考えられます。
すぐに破れるようなものは、見た目が悪くなるので、普段着として機能を果たしません。
そのため、この指標は超重要です!
あと、耐久性が高いということは生地の作りがよいので、毛玉のできやすさにも影響しています。
速乾性能
どれくらい早く乾くかということですね。
普通の生活では特に気にはしませんが、「あ、ちょっと走ってこよう♪」という時がありますよね?
そんなとき、走り終わっても、あまり蒸れずにさらさら感が続くと大変気持ちも良いものです。
体が濡れていると運動後は急激に体温が落ちるので、この点でも速乾性は大変求められます。
あと、何より洗濯した後にどれだけ早く乾くかにかかわってきます。
高級ジャージともなると2着目は買えないので、同じ服を着る必要があります。
そんなとき、速乾性は重要な要素です(笑)
防臭性能
最近は生地自体が抗菌効果を持つものや消臭テープが入っているものなどあり、運動による汗のにおいを緩和してくれるものもあるようです。
まぁ、根本のにおいを絶たないと意味がないので、気休め程度に考えた方がよいかと思います。
気密性能
気密性は寒い季節にはもろに影響してくる項目です。
気密性が高いと風を通しにくいことになります。
風を通さないということは熱も逃げにくいです。
熱をキープするので、結果として暖かいということになります。
重量
重量はスポーツをする人には重要とのことです。
私の同僚で10kmを30分程度で走るランナーがいるのですが、やはりジャージを選ぶポイントは重さだそうです。
みなさん10kmを30分で走る必要はなく、普段着で使っている人にはまったく関係ない話ですね(笑)
重量を重視すると、中綿や裏起毛になるので多少重くなります。
重くなるのが嫌な人は選択肢からはずれると思いますが、普段着では全く関係ないことです。
はっ水性能
急な雨でも安心です。
撥水効果があるジャージの場合雨はほとんど入ってきません(ずぶ濡れは除く)。
ちなみにポリエステルだから大丈夫ということはありません。
気密性がないポリエステルは普通に浸水してくるので見た目に反して、中はずぶ濡れという、若干恥ずかしいことになります。
逆に綿でも撥水加工されているものは濡れにくいです(かっぱじゃないので濡れにくいだけです)。
ストレッチ性能
ストレッチ性能は着心地にも関わってきます。
普段着使いされる方は、寝間着にもされるかと思いますので、寝るときに窮屈な服は嫌ですよね。
ストレッチ性能が高いとパジャマに匹敵すると思います。
当然ですが、伸びるだけではダメで元に戻るらないとダメです。
ビヨンビヨンになります(´・ω・`)
発熱性能
中綿を詰めたり、裏起毛で保温機能を高めたジャージがあります。
冬には大変活躍する機能です。
ただ、重量が若干重くなるので、ウィンドブレーカーとしての使い方は厳しいです。
普段着ジャージにはにはぜひ取り入れたい機能です。
紫外線カット性能
シミ、しわ、皮膚がんなどの原因になる紫外線をカット、もしくは軽減してくれる機能です。
女性用のジャージには、結構普通に装備されているのではないかと思います。
ネットショップを軽く探しただけで、UPF50+のものなど前面に押し出しています。
これからは女性だけでなく、男性もリスクがあるので紫外線カット機能のものを積極的に選ぶ方がよいと思います。
UVカット機能は洗濯や時間たつとなくなるので、衣類のUVスプレーをしましょう。
高級ジャージと安物ジャージの圧倒的な差
以上、ジャージの重要な要件を見てきましたが、私の買った高級ジャージがどれだけ満足たるものだったか振り返ってみます。
1000円ジャージ(安物) | べたらー(良いモノ)な高級ジャージ | |
---|---|---|
生地素材 | ・縫製が雑、糸のほつれが多々発生 ・肌触りは意外と悪くない | ・裏の縫製の違いが歴然、気にならない ・肌触りは安物とそれほど大差ない ・薄地だがしっかりしてなめらか |
耐久性能 | ・表面の傷がつきやすい ・こすったら摩擦で溶ける ・床で擦ったりするとすぐ破れる ・釘などにひっかけるとそのまま傷が広がる | ・細かい傷がつきにくい ・床で擦っても熱で溶けにくい ・釘などにひっかけても少し穴が空く程度(不思議) |
吸汗速乾性能 | 普通の服と同じ感じ、乾きにくい | ・ランニングウェアほど速乾ではないが、洗濯後もすぐ乾く ・というかそんなに濡れてないのでそのまま着れる? |
防臭性能 | 普通の服と同じ | おそらく消臭機能はない普通の服と同じ |
気密性能 | 厚手の割に風をよく通す | ・風はほぼ通さないので暖かい ・1枚だけ着ていても行けそう |
重量 | 普通の服程度の重さ、少し重いか | 軽い、スポーツ向けに設計されているか |
はっ水性能 | 結構雨を吸う、というか水を通す | 高気密と関係があり、気密性が高いので比較的吸いにくい |
ストレッチ性能 | それなりにストレッチする、頻繁に延ばすとビヨンビヨンになり戻らないので注意 | ストレッチの程度は安物と同じだが、ビヨンビヨンになることはない |
発熱/保温性能 | 風スースーなので熱を保持しにくい | ・風を通さないので熱が逃げていかない ・発熱の機能は特にない、その分生地が薄いのか? |
紫外線カット性能 | たぶんない、UV測定器がなくなったので測定できず | たぶんない、UV測定器がなくなったので測定できず |
さらっとまとめていますが、高級ジャージに大変満足しております!これは「べたらー」な商品ですね。
まだまだ高いものもありますが、上下2万円ぐらいでかなりの満足度です。高級ジャージは、質が良いので10年ぐらいは持つとは思います。