iPhoneのバックアップが取れなくなり困った話です。
現象
写真と動画を撮りすぎて、iPhoneの容量がなくなったので、ライトニングケーブルでPCに接続してバックアップを取ろうとしました。
しかし、エラーが発生しまくって、うまくバックアップが取れませんでした。
写真のコピーも個別で取ろうにも、同じエラーが発生してダメでした。
1枚ずつコピーすればうまくいきますが、まとめてコピーは失敗します。
さすがに1枚ずつはきつい・・・。
エラー
主に以下のエラーが発生します。
①このコンピュータは十分な空き領域が使用できないため・・・バックアップできませんでした。
PC容量 < iPhone容量の場合に発生するエラーです。
しかし、今回はiPhoneの容量60GBに対して、PC側は3TBもあるのでこのエラーは意味が分かりません。
気になるのは、途中コピーしている状況で、1枚31GBのJPEGが見え隠れしている点です。
見せかけのファイル容量がおかしくなって、サイズが異常な値になっている可能性があります。
②iPhoneがコンピュータから取り外されたため・・・バックアップできませんでした。
通信が切れる感じでしょうか。
たしかに、ケーブルは純正ですが少し古いものなので交換する必要はあるかもしれません。
でも、充電は途切れることはないのですが・・・。
対処
世の中に出回っている対処法をするもうまくいきませんでした。
その後、試行錯誤の結果、うまくバックアップ取れるようになりましたので、解決に至るまでの経緯を記載します。
iOSの不具合
直近では、1カ月前にバックアップが取れたので、それ以降の更新で何かおかしくなった可能性大です。
やったことといえば・・・iOS14.4にしたぐらい?
ただ、iOS14.4のバックアップ系の不具合は見つからないので別の問題の様です。
Lightning ケーブルを交換する
断線しかけのものがあったので交換してみました。
新しいものも含め、3本ぐらい変えてもダメでした。
iTunesを最新版にアップデート
当然最新です。
対パソコン・iPhonesを再起動してみる
これも何度もしました。
iOSもこの時点で最新の14.4です。
バックアップデータの削除
バックアップデータを消すと、少し安定してバックアップが進むのでこれが原因かと思われました。
バックアップの場所はPCにより異なります。大体以下の場所でしょうか?
C:\Users\xxxxxxxxx\Apple\MobileSync\Backup
C:\Users\xxxxxxxxx\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
しかし、これをやるも最後までバックアップが流れることはなく失敗に終わりました。
画面ロックOFF
画面ロックがかかると、一定時間経過後に通信がOFFになる可能性が考えられます。
たしかに、処理が止まるのは画面ロックの状態のときです。ためしに、ロックを「なし」にしてやってみました。
止まりました、残念。
ウィルス対策ソフトOFF
ウィルス対策ソフトの介入で通信が遮断される可能性が考えられます。ためしに、ウィルスバスターをOFFにしてみました。
止まりました、残念。
別PCでやってみる
別PCでやってみても同じ現象です。
これで100%、iPhoneが悪いことが証明されました。
容量を減らす
iPhoneの容量が、59.9GB/60GB、とギリギリでした。減らさないといけません。
でも、減らすものなんてないんです。
個別にバックアップに成功した、動画を1本消して100MBぐらい空けましたが、すぐ容量がなくなる謎の減少が発生します。
何個かやってもすぐに容量が食いつぶされます。これは何かヤバい状況でしょうか?
もっと容量を空けるべく、アプリ削除はいやなので、アプリ除去を試みます。しかし、いくら除去しようにも除去できない現象が発生します。
困ったときは再起動ですが、再起動するとホーム画面の各種アプリのアイコンが表示されない始末。容量不足で処理ができなくなっている感じがすごいします。
たぶん、バックアップする際も、iPhone側に書き込みが発生している気がします。完全に容量がないと、バックアップもろくに取れない模様です。
その後、どんどん症状は悪化でフリーズしまくるようになりました。なんとかして容量を確保しないとヤバそうです。
割とたまっているキャッシュ
削除するものがないない、と思っていたらありました!
Safariのキャッシュをクリアすると3GBぐらい空きが発生しました。
長年使っていると超溜まるものですね・・・。
バックアップ成功
再起動するとiPhoneの動作は正常に戻りました。
その後、バックアップを取ると、今までの苦労がウソのようにバックアップがすんなりいきました。
まとめ
iPhoneはパンパンにしてはダメということが分かりました。
定期的にデータ整理しましょう。