無印iPad第6世代を検討したけど・・・

無印iPad6っていいですよね!

無印iPad第6世代ですが、Apple製なのに3万円台!そして、サクサク動く!

ということで、大変魅力的なタブレットです。

「雑用用途に買ってもいいかなー」

と、思っていましたが、今(2019/6/20現在)買うのは微妙、という結論に至りました。

iOSのサポート期限

現在発売されているiPadシリーズ(proは価格帯が違うので除く)は以下の通りです。

  • 無印iPad6(A10) 発売日:2018年3月27日
  • iPad Air3(A12) 発売日:2019年3月18日
  • iPad mini5(A12) 発売日:2019年3月18日

先日、iOS13が発表され、サポート切れとなる端末についても発表されていました。

iPhone6は2014年・iPhone5sは2013年に発売されたモデル。iOS12までサポート対象でしたが、iOS13でついに打ち切られた形です。このほか、iPad Air1 / iPad mini2 / iPad mini3 もiOS13の提供対象外となります。

アップル、iOS 13で iPhone 6 / 5sを切り捨て サポートせず #WWDC19 – Engadget 日本版

A7のCPUを搭載した端末だけサポート切れになるかと思いきや、なんと、A8もサポート対象外になりました。

  • iPad Air1(A7)
  • iPad mini2 (A7)
  • iPad mini3 (A7)
  • iPhone5s(A7 デュアルコア1.3GHz)
  • iPhone6(A8 デュアルコア1.4GHz)

一方で、iPad Air2(A8X 1.5GHz)、iPad mini4(A8 1.5GHz)は同じA8シリーズですが、タブレット用のXだったり、クロック周波数が少し高いようで、引き続きサポートされるようです。

つまり、同じCPUシリーズであっても、クロック周波数の違いなどにより、サポート期限が変わることが分かります。

以下、過去のiPhoneのCPUを列挙しました。

  • iPhone5s(A7 1.3GHz)
  • iPhone6(A8 1.4GHz)
  • iPhone6s(A9 1.85GHz)
  • iPhoneSE(A9 1.85GHz)
  • iPhone7(A10 2.33GHz)
  • iPhone8(A11)
  • iPhoneX(A11)
  • iPhoneXS(A12)

無印iPad6は「A10 2.34GHz」搭載なので、iPhone7とほぼ同じとみることができます。なので、iPhone 7と同じタイミングでサポートが終わります。

となると、iPhone7 がほぼ3年前に発売されたので、単純に考えると、無印iPad6 は3年程度早くサポートが終わると考えられます。

一方、iPad Air3 は、A12チップ搭載なので、iPhoneXSなどと概ね同じシリーズになります。なので3年程度長く使える可能性があります。

価格差

続いて気になる価格です。

無印iPad6は3万円台とApple製品としては格安ですが、本当に安いと判断して良いのでしょうか?

無印iPad6 とiPad Air3 の価格を見てみると、以下の通りです。

  • 無印iPad6 32GB 37,800円(税別)
  • iPad Air3 64GB 54,800円(税別)

無印iPad6 とiPad Air3 の価格差は17,000円です。

3年の型落ちと考えると、17,000円は妥当なような感じもしますが、容量が2倍違います。単純に比較はできません。

仮に、差の32GBの価値を8,000円と考えると、差額はより縮まって、9,000円となります。だいぶ差額が縮まりました。

一時的にお金はかかりますが、トータルで見ると、iPad Air3 の方が安いとみることができそうです。

容量

先ほどの話ですが、無印iPad6 とiPad Air3は最低容量が違います。

iPhoneXSが最低容量64GBとなり、これからは最低でも64GB必要と考えられます。

今の時点で、無印iPad6の32GBはイマイチと感じます。

スペック

iPad Air3は、iPhoneXSなどと同じ最新のA12チップ搭載で、サクサク動きます。CPUが2世代、およそ3年変わると劇的な違いがあります。

仮に、無印iPad6でiOS13が割と快適に動いても、次のiOS14で劇的に重くなる可能性もあります。

実質差額9,000円で、最新のA12チップ搭載のiPad Air3 が買えるとなると、iPad Air3じゃない選択肢はないような気がします。

しかも、スマートキーボードも接続できる訳です。

まとめ

無印iPad6を買うメリットはほぼないかと思います。

無印iPad第7世代も当分出なさそうですし、今(2019/6/20現在)買うとすると、iPad Air3の一択ではないでしょうか?