ビジネスで英語を使うことがあるのですが、その際大変役に立つのは機械翻訳です。
最近の機械翻訳サービス
Google翻訳など、ディープラーニングのおかげで数年前とは比べ物にならない精度で翻訳ができるようになってきています。
そんな機械翻訳ですが、当然膨大な学習データが必要で、学習しないと精度はでません。
となると、Googleなどデータを大量に集めることができる超大手の独占的なサービスが集中するかと思われますが、どうもそうではないようです。
みらい翻訳
「翻訳」とGoogle検索すると1ページ目に出てくるサービスがあります。
https://miraitranslate.com/trial/
Google翻訳でどうしても思い通りに翻訳してくれない部分があり、比較のために他の翻訳翻訳サービスを探していました。
「みらい翻訳・・・?」
聞いたことがないサービスです。
「まぁ、Google様には勝つことはできないだろうが、何か少しぐらいは優れている所があるだろう。」
と、遊び半分で使ってみたところ、かなりの精度で翻訳してくれるのです!
英訳・和訳の例
和訳問題1
「頂いた内容を庄左エ門にチェックさせます」
さぁ、なんとも日本男子らしい名前の人がこき使われる例です。
Google翻訳「I will check the contents received by Sho Left gates」
みらい翻訳「I will let Shozaemon check the content you gave me」
まさかの、庄左エ門が「Sho」になってしまいました。いきなりフレンドリーですね。Google翻訳は外人にとって分かりにくい名前もいい感じに変換しているようです。
膨大な学習を行ったGoogle翻訳だからなせる技ですね、ヤバいですね☆
ただ、主語が完全に間違っているのはダメですね・・・。
てか、「gates」って何?
「門」か!?
みらい翻訳はかなりいい感じで翻訳してくれますね。
和訳問題2
「I would like you to buy some tea.」
丁寧な表現を使って、相手をこき使ってやろうというのが見え見えな例文ですね。
さぁ、行ってみましょう!
Google翻訳「お茶を買ってきてほしいんだけど。」
みらい翻訳「お茶を買ってほしいのですが。」
どちらも訳自体はいい感じなのですが、Google翻訳は相変わらず軽いな!フレンドリー!
丁寧さを出してほしいので、ニュアンス的にはみらい翻訳の方がよさそうです。
英訳問題2
「作業が完了したらご連絡よろしくお願いします。」
Google翻訳「We will contact you as soon as work is completed.」
みらい翻訳「Please let me know when the work is completed.」
Google翻訳だと、ビジネス関係がこじれてしまいそうですね。
作業が終わったら連絡してほしいのに、「こっちから連絡するね!」ってことになっています。お互い連絡がなくて、ビジネス関係が終わってしまいそうです。
ご愁傷さまです☆
一方で、みらい翻訳はイイ感じですね!
機械翻訳の優劣は?
他にも色々投入してみましたが、総じてみらい翻訳の完成度は高い印象です。
翻訳精度
Google翻訳も、前ダメだった翻訳を少し経って投入すると、イイ感じに改善されていたりと、急激に進化している状態です。
その差は時間が解決してくれますが、現時点では「みらい翻訳」がかなり優勢です。
取扱い言語数
みらい翻訳は精度が高いものの、英語、日本語、中国語の3か国語だけしか翻訳できません。
一方で、Google翻訳はあらゆる言語に対応しているということで圧倒的です。
費用面
みらい翻訳のWEBサービスの「お試し版」とあるように有償サービスです。無償でお試しはできますが商用目的での利用は許諾されていないようです。
つまりビジネス目的で使用するのはダメと言うことでしょうか?線引きはあいまいな気がしますが、とりあえず、良い翻訳をしてくれるからと言ってお試し目的以外のビジネスで使用するのは避けた方が良さそうです。
当然ですが、何事も良いサービスを受けるにはお金が必要なようです。良いサービスなので本気でビジネスで使う場合は、相当な戦力になると考えられます。
まとめ
ということで、英語が本業でない私はGoogle翻訳を愛用していこうと思います☆