新元号のシステム対応は大変?

新元号の発表は4月1日だそうです。

「新元号4・1発表、事前に漏れたら差し替え辞さない(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190105-00436501-nksports-soci

「こぞってことほぐことができるよう…」と聞きなれない表現がされていたのが興味深いですね。まだまだ知らない言葉が世の中にはあるものです。

新元号発表は1か月前

さて、国民生活を考慮して、1か月前に特別に公表されるということですが、ありがたいですね。本来はなってみないと分からないので、それに比べるとスーパー優しいです。

でも、元号を扱う仕事の人が大変なのには変わりありません。

「新元号:4月公表 「対応間に合うか」 システム業界、繁忙期重なる – 毎日新聞」https://mainichi.jp/articles/20190105/ddm/041/040/033000c

今の時点では、2019年5月1日という日付は分かっているのでシステム自体は動くようにはできるかと思いますが、肝心の元号の名称が登録できません。元号を「××元年」とかしてもいいでしょうが、微妙です。

前は医療関係のシステムに携わっていたのですが、元号は極めて重要です。保険証などほとんどの書類が元号だらけです。

ちゃんとマスターに日付と元号名称が登録できるようになっていれば問題ないでしょうが、組み込みのライブラリとかで元号を扱っているシステムはめんどくさそうですね。もしかすると、雑なものだとハードコーディングとかもあるかも!?

中にはサポート期限の切れたライブラリとかを何十年も使ってるところもあるでしょう。そんなものは、もう新元号対応されないので、使っているライブラリ自体を変更しないといけないと思います。元号以外の動作の確認も必要になってくるので、このケースはなかなかきついですね。

1か月の猶予は余裕?

とりあえず、今回は4月1日公表ということで、1か月の猶予があるので、間に合わせることが出来るかもしれませんが、元号の変更に色々手続きが必要だったり、分厚い検証書類の提出を求められたり、するようなところもあったりすると思います。

特に、官公庁専門の事業部があるような会社だと、元号対応の依頼が一気に押し寄せるので、1か月の猶予があると言っても対応が間に合わないところがあるかもしれません。

「簡単だと誤解されがちな、システムの「新元号」対応 – BCN+R」
https://www.bcnretail.com/market/detail/20180520_61602.html

この記事いいですね、そうですね、元号1つの変更でも大変なのです。

まとめ

とりあえず、元号の漢字2文字を出すために徹夜する人がいることを考えて、仮に新元号がミスって文字化けしても、優しく見逃してあげてください!