現代の生活に完全に溶け込んだUSB、最近は小型化が進み、その種類も増えて、だんだんカオスになってきました。
ちなみに、分かる人には分かると思いますが、この写真にはUSBでない物も混じっています・・・。端子だけ見ても、もはや見分けつかないですね。
USBとは？
そもそも、USBとはユニバーサル・シリアル・バスの略です。普段「USB」とだけしか聞かないので正式名称なんて知らないですね。
なんと、1つのバスに127台までツリー状に接続できる仕様で、ホットプラグが可能ということで、電源を入れたまま着脱できるのが最高に魅力的でした。ただ、MAXの127台までつなげることは普通はないですし、まともに動かないでしょうね。
昔はキーボードをつないだりするときはPS/2コネクタだったり、プリンターがIEEE 1284パラレルポートだったりで色んな指し口がパソコンにもありました。最近はパソコンもシンプルにUSBとHDMIだけとか、Macに至ってはUSB Type-Cだけというケースも出てきてだいぶシンプルになりました。
USBの種類が多すぎる
USBが普及しまくったのはいいですが、種類も増えすぎてカオスになってきました。我が家には古い機器もあるので、持っておかないといけないUSBの種類は増える一方です。中にはUSBっぽいけど、USBではないものまである始末です。
USB Type-A
マウスやらプリンターやらキーボードやら卓上扇風機やら多くのものがこの形です。安いパソコンにはまだまだ搭載されている主流です。外付けHDDも安いものはUSB2.0が多いです。最大転送速度 480Mbps です。最近の大容量のファイルを転送するのには時間がかかるものの、USB2.0でも十分速いですけどね・・・。
USB 3.0 Type-A
USB 3.0 用のピンが5本別途ついていますが、USB 2.0 とほぼ同じ見た目です。見分けがつくように青く装飾されているケースが多いです、青くないケースもあるので一概には言えなさそうです。最大転送速度は 5Gbps で超高速です。USB 3.0 搭載のものが安くなってきていますが、USB 2.0搭載の物もまだまだあります。USB 2.0 搭載のものは値段が安いので魅力的です。
USB Type-B
USB Type-Bは形が特徴的なのですぐ見分けがつきます。プリンターとか外付けHDDに搭載されています。私は USB 2.0 Type-B の形がUSBの中で一番好きです。正方形に近い形なので丈夫で壊れにくそうですし、何より大きいので挿しやすいです。逆に挿してしまうようなことも起きません。機械を「つないでいる感」が半端ないです。
USB 3.0 Type-B
USB Type-B と少しだけ形状が異なります。USB Type-B の上に新たに5ピン増設されて合計4ピンから合計9ピンに拡張されています。要は１階平屋だけ4人住まいから、リフォームをして2階建て9人住まいになった感じです。
USB 3.0 Type-A と同じように青い装飾がされていますが、青くなくても形が特徴的過ぎるので間違えることはありません。
mini USB Type-B
最近は mini USB 2.0 Type-B が減っていますね。少し前までは。HDD接続、デジカメ、ビデオカメラなどたいていはこれでした。今はmicroにとって代わられているようです。
これも好きです、逆さに挿す心配がない親切設計です。
micro USB Type-B
スマホ、タブレット、スマホバッテリー、ポータブルスピーカー・・・今は何でもこれです。小さすぎ裏表を反対に挿してしまうことが非常に多いのでイライラします。裏表のあるやつは好きではありません。
そして、「小さいは正義」なのか、小さくて薄いため、抜き差しするときに折れ曲がることが多いので好きになれません。「まっすぐ引っ張って抜けよ！」というツッコミはご勘弁を・・・。
早く裏表のない素直な USB Type-C に置換わってほしいものですが、当面は micro USB Type-B が主流でありつづけるのでしょう。
USB Type-C
MacBookがType-Cだけ搭載したことが鮮明でした、見ているとものすごく使いにくそうですが・・・。LINEクローバ、Android携帯、ニンテンドーSwitch など急速に拡大しています。
早くType-Cに切り替わってほしいものですが、製造コストがそれなりにかかるようなのでまずは高級機に搭載のようです。Type-Cに切り替わるには、まだまだ時間はかかる気がします。ちなみに、USB 3.1 に対応しているので、最大転送速度 10Gbps という超高速です♪
で、真ん中の謎のケーブル。
伝説の mini USB Type-A かと思いきやUSBではありません。正解は、HDMIミニ端子です。分かったあなたは端子マイスターですね。
