何かと難しい金融経済のお話を(できるだけ)小学生でもわかるように説明するシリーズ。
債券とは?
今日は、債券という魅力的な投資商品について解説するよ!
まずは、債券とは何かを知りましょう。
債券は、国や会社がお金を借りる際に発行する証券のことです。借りるお金を債券として発行することで、お金を貸してくれる人(投資家)に利子を支払うことができます。
債券は、借り手(発行体)と貸し手(投資家)の間でお金の貸し借りをする取引なんですよ。
債券の種類
債券には、いくつかの種類があります。例えば、国債や自治体債、会社債などがあります。
国債は、国が発行する債券で、国の借金を返済するために発行されます。
自治体債は、地方自治体が発行する債券で、地域の公共事業などに使われるお金を借りるために発行されます。
会社債は、企業が発行する債券で、新しい事業を始めたり、設備を整えたりするためのお金を借りるために発行されます。
金利との関係
債券には、金利との関係があります。
金利とは、お金を借りたり貸したりする際に支払われる利息のことです。債券の金利は、発行時に決められます。例えば、5%の利率で発行された債券は、1年につき借りたお金の5%を利子として支払います。
投資家は、債券を買うことで、将来的に利息を受け取ることができるのです。
債券の金利は、債券の種類や発行体の信用力によって異なります。たとえば、信頼性の高い大企業が発行する債券は、金利が低くなる傾向があります。一方、信用力が低い企業が発行する債券は、金利が高くなることがあります。
中央銀行の金利との関係
債券には、中央銀行の金利との関係もあります。中央銀行とは日本だと日本銀行、アメリカだとFRBというところです。お札には日本銀行が作っていますね!
中央銀行は、お金の流れをコントロールする役割を持っています。
中央銀行が金利を上げると、債券の金利も上がります。それは、中央銀行の金利が高くなると、投資家たちは中央銀行にお金を預ける方がお得になるからです。その結果、債券の需要が下がり、価値が下落することもあります。
株との関係
最後に、債券と株の関係を見てみましょう。
債券は、利息を受け取ることが主な目的ですが、株は会社の一部を所有することで、株主として利益を分けることができます。
債券は、安定した利息が受け取れる反面、利益の増加には関与しません。株は、会社の成長や利益に応じて株主に配当が支払われるため、利益の増加に期待できます。
景気が悪くなったりしそうなときは、企業の利益が下がるかもしれないと思って、株を売って債券を買うこともありますので、株と債権が逆の動きをすることも多いです。
債券と株は、違った特徴を持っているので、それぞれにメリットやリスクがあります。
まとめ
今日は、債券について学びましたね!
債券は、お金を借りたり貸したりする取引で、国や会社が発行します。債券には、金利との関係や中央銀行の金利との関係があります。
また、株とは違って利息を受け取ることが主な目的です。
お金について学ぶことは、将来の自分のためにも役立つので、ぜひ勉強を続けてくださいね!