小学校数学で出てくるデシリットルの使い道

小学校2年生の長男が算数のデシリットルで悩んでいるようです。

デシリットル・・・普段の生活ではなかなか出てこない単位です。

普段の生活でよく使われるのは、「リットル」「ミリリットル」の2択なので、この2つさえあれば事足りて、「デシリットル」なんて不要と考えてしまいます。

そんなデシリットルの使い道は?

正直なところ、デシリットルが使われる局面は、かなり限られているので、実際問題、小学校で教育する必要もない気がします。

「いや、理系学部では必須な単位だ」

「豆類の計量などで必要だ」

など反論はありそうですが、

「1デシリットル」は「100ミリリットル」

と言えばいいし、

「10デシリットル」は「1000ミリリットル」、大きいと思えば「1リットル」

と言えばいいわけです。

基本的に、10の階乗の表現の違いだけで、あらゆるものは表現できるわけです。

「総コレステロール(T-chol) 120~220mg/dl」などで、ゼロが多くなったり、少なくなったりで読みにくい

という話で、「デシリットル」に使い道があるということであれば、同様に「センチリットル」「デカリットル」「ヘクトリットル」も同じように使い道があるはずです。

現に「センチリットル」は身の回りにあふれかえっています。

「センチリットルなんて聞いたことがないぞ!」

と言う方もいらっしゃるかと思いますが、よく身の回りを見てください。

ワインなどの飲み物には「75cl」と記載されていたりします。他にも、海外のジュースなどセンチリットル表記の飲み物にも記載されています。日本でも広く広まりつつあります。

なので、普段の生活に主眼を置くのでああれば、「デシリットル」よりも「センチリットル」を教える方が良い気もします。

と、何だかんだ言っても、学校で習う以上どうしようもないので、効率よく受験方式で単位の関係を教えてあげました。

お金の関係と同じだと教えてあげるとすんなり理解してくれました。10個集まると上のランクに上がれるわけです。

10進数が生活の基本となっているので、「10個集まるとレベルが上がる」という考え方は、これからも多く直面する事実です。ここで基本を押さえてしまうと後々楽でしょう。

使わない単位だからと言って、中途半端にデカリットルなどを抜くと、規則性がつかめず、混乱するので、この機会にすべて教えてあげました。

単位読み数値10階乗
キロリットル1,000103
ヘクトリットル100102
デカリットル10101
リットル1100
デシリットル1/1010-1
センチリットル1/10010-2
ミリリットル1/100010-3

お金も同じように10個集まると上の硬貨にランクアップするわけです。身近な例に例えてあげましょう。

「1円が5000枚=シンカリオン H5はやぶさ1個買える」
「10円が500枚=シンカリオン H5はやぶさ1個買える」
「100円が50枚=シンカリオン H5はやぶさ1個買える」
「1,000円が5枚=シンカリオン H5はやぶさ1個買える」

単位読み数値10階乗
1,000円1,000103
100円100102
10円10101
1円1100