広島唯一の託児付きコワーキングスペース、ポリフォニースペースは成功するか?久しぶりにまじめに考えてみる

広島唯一の託児付きコワーキングスペース、ポリフォニースペースは成功するか?久しぶりにまじめに考えてみる

広島に託児付きコワーキングスペースができたそうです。

ポリフォニースペース

広島には、今までこういったものはなかったので、パパママが毎日の子育てに、リフレッシュできる空間ができたことはいいと思います、期待しています!

機会があれば行ってみたいのですが、その前に、託児所や保育所とどのような点が違うのか調べてみました。

そして、託児付きコワーキングスペース ポリフォニースペースが広島という立地で成功するか気になるところです。

ポリフォニースペースで何ができるか

コワーキングスペースということで、基本的には仕事ができる空間設計かと思います。それに託児をプラスαして、利便性を向上させたサービスです。

そこから派生して、カフェなど様々なサービスを展開することができる、可能性を秘めた分野だと思います。

待機児童問題もあるし、働きたくても働けない、働きたくない潜在保育士の受け皿としても、期待できるのではと考えられます。

幼稚園、保育園、託児所等などでは、担任や責任が発生するので、それを避ける有資格者が多くいると聞きます。高くない給料に対して責任ばかりのしかかる過酷な仕事です。

私の妻も、幼稚園教諭と保育士の資格を持っていますが、責任が増えることが嫌なので正規での仕事は絶対したくないそうです。コワーキングスペースでは責任はあまりないので、そういう働き口を求める人には最適です。

待機児童問題解消や潜在保育士雇用までカバーできれば、行政にとっては喜ばしいことかと思います。

この内容を聞いた瞬間、私は大変可能性のある分野だと感じました。

ポリフォニースペースについて

ポリフォニースペースが広島唯一の託児付きコワーキングスペースということですが、全国的には既に存在します。

つまり、ビジネスの新規性という点ではやや平凡ですが、サービス未提供地域、広島でのサービス開始という点で、広島市創業チャレンジ・ベンチャー支援事業の認定を受けているのだと考えられます。

一方で、考えなくてはいけないのは、「なぜ広島になかったのか」「なぜ誰もやっていなかったのか」です。うまい話であればみんなやっているはずです。

おそらく、東京首都圏では人口があふれかえっていて需要が多そうですが、広島では人口という部分がネックとなっているのかもしれません。企業が事業として立ち上げるには、魅力が少し足りなかったのかもしれません。

しかし、「ないからやろう!」という心意気は非常に好ましいと思います。託児付きコワーキングスペースの事業は、社会的にも望ましい事業なので、行政支援も活発になってほしいものです。

さて、ポリフォニースペースの気になる利用料金ですが、やや高めの1時間594円となっています。

東京ではもっと高いところもありますが、広島でこの値段だと、長居や週何回も来る、というのは厳しいような気がします。

営業時間も10:00~16:30と、少し短いなという印象を受けます。これだと利用するには用途が限られてくるので、保育所や託児所の代替品としてポリフォニースペースを使いたい人には物足りないかもしれません。

ホームページやブログを見る限り、設定がきびしかったり、若干の行き当たりばったり感があり、いくつかの疑問符はつきそうですが、これらを改善して伸びてほしいもです。

ポリフォニースペースの使い方

保育所や託児所と比べると、利用料金は圧倒的に安いとは思いますが、保護者は基本的には同じ空間にいないといけません(別室もあるようです)。
完全に預けてドロンはできないようです。

外出も可能なそうですが、プラスで料金が必要なようです。1時間600円が上乗せされるようです。
つまり1時間1200円となります。
そうなると、設備、保育士の質、賠償保険という面で、託児所一択になるような気がします。

※ブログには保険について入ったような記載はありましたが、ポリフォニースペースのホームページに明確に賠償保険の有無や上限金額の記載がないので、推測となります。

そういう意味で、基本的に外出はないとして、1時間~2時間の間、「子供と離れて気分をリフレッシュ♪」という使い方になるのかなと思います。

ただ、この使い方だと利便性が重要ですが、駅近というわけではありませんが、無料駐車場が5台あるので車で来れるのは大変ありがたいです。

あとは、週末子供を託された非イクメンのパパが「どうしたらよいか・・・」と考えて、ここへ来るの可能性はかなりあると思います。

託児してもらって、スマホをいじったり、漫画を読んだり、8時間30分スマホゲームをすることも可能です。
・・・これは、我が家では「育児放棄」と呼んでいます(笑)

そして、値段設定も漫画喫茶並みの380円前半に抑えることができれば、多くの潜在顧客の心をつかめるような気がします。1時間594円だと、どこかの施設の入園料とかです。敷居が高いイメージになります。

しかし、この辺の値段設定って、実に難しいですね。保育士の賃金や賃料等の支払いはそれなりに発生するので、落とすことはつらい。

しかも、一度値段を下げると、今後値上げをするのも厳しく。ブランド力低下と、顧客は離れにつながる可能性もあります。

「競合がいないから価格弾力性は低く、値上げしてもいいんじゃない?」と考えられますが、実は事業としては価格弾力性が低いとは言えない可能性があります。

託児付きコワーキングスペースの代替品は、今のところ広島にはないですが、ある種の趣味嗜好ととらえられる部分があります。つまり、なかったら不便だが、絶対なくてはならないものではないということです。託児付きコワーキングスペースを利用しない、という代替品があることを忘れてはいけません。

そういう意味では、知名度の低い今、値段を維持してジリ貧で乗り切るか、それとも値段を下げて先に事業を軌道に乗せるか・・・今がポリフォニースペースの正念場だと思います。

ポリフォニースペースの可能性

ポリフォニースペースに来るということは、何らかのわずらわしさを子供に感じているわけです。

やりたいことがあるけど邪魔される・・・など、ポリフォニースペースへ行く過程には、必ずネガティブな動機が前提としてあるわけです。

子供とやるべきことが山積みの私としては、実に悲しいことです。キャンプに行ったり、一緒に料理やお菓子作ったり、山登ったり、一緒にマラソンしたり、いくらでもやることはあります。

しかし、こういった若干ブラックな使い方を推進する方が、社会的福祉への貢献度は高いような気がします。行く場所のなかった人たちに、新しい場所をポリフォニースペースは提供できるわけです。

もしかすると、育児放棄に陥りそうな、ギリギリの人の逃げ込める場所にもある可能はあるのでしょうか?

  1. ・子供は遊んでくれないパパよりは遊んでくれる保育士さんと遊べてハッピー♪
  2. ・パパは子供と遊ぶわずらわしさがないので、好きなことができてハッピー♪
  3. ・お店も儲かり、経済循環に貢献、保育士さんが足りなくなって募集!
  4. ・潜在保育士さんも仕事が見つかりハッピー♪

この経済循環の起爆剤となりうるのが、託児付きコワーキングスペースだと考えます。

広島という人口が限られたエリアで、ニーズが薄いのが問題ですが、広まれば事業としてかなり伸びる分野だと私は考えます。

ポリフォニースペースの予約を見ると、ガラガラでまだ成果は出ていないような感じですが、知名度が上がってくればグンッと芽が出そうですね。

これからも、ポリフォニースペースをウォッチしていきたいと思います。

なんだか、ポリフォニースペースの批判ぽくなりましたが(笑)必ず成功してほしいものです。そして、広島にも新しい文化を根付かせてもらいたいです。